慢性腎臓病(CKD)
【保存版】沈黙の臓器を守れ!成人の8人に1人が予備軍の「慢性腎臓病(CKD)」とは?
「最近、なんとなく疲れが取れない…」 「夕方になると足がパンパンにむくむ…」
そんな些細な不調、もしかしたらあなたの腎臓(じんぞう)からのSOSかもしれません。
今、日本で**成人の約1,330万人(8人に1人)が患っていると言われている国民病、それが「慢性腎臓病(CKD)」**です。 8人に1人というと、東京都の人口と同じくらいの人数。決して他人事ではありません。
今回は、沈黙の臓器とも呼ばれる腎臓を守るために、私たちが今日からできる「予防のヒント」をわかりやすく解説します。
1. そもそも腎臓って何をしているの?
腎臓は、腰のあたりに左右一つずつある、ソラマメのような形をした臓器です。 一つの腎臓には**「ネフロン」**という小さなろ過装置が約100万個もあり、24時間365日、文句も言わずに働き続けています。
腎臓のすごい役割5選
腎臓はただ「おしっこを作る」だけではありません。実はこんなに多くの仕事をこなしている「体の管理人」なのです。
- 老廃物のろ過: 血液中のゴミをこし取り、尿として捨ててくれます。
- 血圧の調節: 塩分と水分の量をコントロールして、血圧を一定に保ちます。
- 血液を作る: 赤血球を作るホルモン(エリスロポエチン)を出して貧血を防ぎます。
- 体液バランスの調整: 体の水分量やイオン(ナトリウムなど)のバランスを整えます。
- 骨を丈夫にする: ビタミンDを活性化させ、骨を健康に保ちます。
2. なぜ「慢性腎臓病(CKD)」は怖いの?
CKD(慢性腎臓病)とは、腎臓の働きが健康な人の60%未満に低下したり、タンパク尿などの異常が3か月以上続いている状態のことです。
一番怖いのは、**「初期にはほとんど自覚症状がない」**こと。 症状が出たときには、すでに透析が必要なほど進行していることも少なくありません。
腎臓が悪くなると、次のようなリスクが高まります。
- 心臓病や脳卒中のリスク急増(腎臓と血管は密接に関係しています)
- 骨がもろくなる
- 重い貧血になる
3. 今日からできる!腎臓を守る「3つの予防習慣」
腎臓は一度壊れてしまうと、元の状態に戻すのが非常に難しい臓器です。だからこそ、**「悪くならないように守る」**ことが最大の治療であり予防です。
① 「減塩」こそ最強の防御!
塩分の摂りすぎは腎臓の敵です。塩分が多いと、それを排出しようとして腎臓に大きな負担がかかり、血圧も上がってしまいます。
- 目安: 健康な人でも男性7.5g未満、女性6.5g未満が目標(厚労省基準)。すでに高血圧やCKDの傾向がある方は、医師と相談の上、1日6g未満を目指しましょう。
- コツ: 麺類の汁は残す、「かける」醤油ではなく「つける」醤油にする、出汁(だし)や酸味を活用する。
② 適度な運動で血管をケア
昔は「腎臓病の人は安静に」と言われていましたが、今は違います。適度な運動は腎機能を守るために推奨されています。 ウォーキングなどの有酸素運動を無理のない範囲で続けることが大切です。
③ 定期的な「健診」で数値をチェック
自覚症状がないからこそ、健康診断の数値が命綱です。特に以下の2つを確認してください。
- 尿検査: 「尿タンパク」が出ていないか?
- eGFR(推算糸球体ろ過量): 腎臓の点数のようなものです。60未満になっていないかチェックしましょう。
4. まとめ
腎臓は、私たちの体を陰ながら支えてくれる、けなげなパートナーです。 特に、高血圧、糖尿病、肥満がある方はリスクが高いため注意が必要です。
「減塩」と「適度な運動」、そして「健診結果のチェック」。 当たり前のことのようですが、これらがあなたの腎臓寿命を延ばす一番の近道です。
今日から少しずつ、腎臓に優しい生活を始めてみませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございました🙏



