【老後の暮らし】「地域包括ケアシステム」とは?住み慣れた街で最後まで暮らすための仕組み

将来、もし介護が必要になったとしても「住み慣れた自宅や地域で、自分らしく人生を全うしたい」と願う方は多いはずです。それを支えるための大きなネットワークが**「地域包括ケアシステム」**です。

1. 地域包括ケアシステムを支える「5つの要素」

このシステムは、高齢者の生活を支えるために以下の5つのサービスが一体となって提供される体制を指します。

  • 住まい: 生活の基盤となる安心できる住環境。
  • 医療: かかりつけ医や病院による適切な治療。
  • 介護: 訪問介護やデイサービスなどの専門的サポート。
  • 介護予防: 要介護状態にならないための運動や活動。
  • 生活支援: 買い物や食事、地域住民による見守りなどのサポート。

これらがバラバラではなく、連携して1人を支えるのがこの仕組みの最大の特徴です。


2. なぜこの仕組みが必要なの?(2025年問題)

以前の記事でも触れた「2025年問題(団塊の世代が75歳以上になる時期)」を見据え、公的なサービス(保険)だけでは対応しきれない部分を、地域のボランティアや民間サービス(インフォーマルサービス)も含めて補い合おうという狙いがあります。

それぞれの市区町村が、その地域の特性(都会なのか、地方なのか等)に合わせて、独自の工夫を凝らしながら体制を整えています。


3. 困った時の総合窓口「地域包括支援センター」

「地域包括ケアシステム」の中核を担うのが、全国に設置されている**「地域包括支援センター」**です。

地域包括支援センターの役割

  • 高齢者に関するあらゆる総合相談
  • お金や虐待から守る権利擁護
  • 適切なサービスが受けられるような支援体制づくり
  • 介護予防のためのサポート

現在、ブランチ(支所)を含めると全国に約7,300か所設置されています。市町村が設置している機関なので、安心して相談することができます。


4. 私たちが今できること

「行政がやってくれること」と他人事にせず、自分が住んでいる地域の活動を知っておくことが大切です。

  • 近所にどんなコミュニティ(サロンや集まり)があるか?
  • 地元の「地域包括支援センター」はどこにあるか?

これらを把握しておくだけで、自分自身や家族に何かあった時の安心感(QOL=生活の質)が大きく変わります。


まとめ

地域包括ケアシステムとは、一言でいえば**「高齢者が安心して過ごせる街づくりの仕組み」**です。

  1. 5つの要素(住まい・医療・介護・予防・生活支援)の連携
  2. 地域全体で支え合う体制
  3. 困ったら「地域包括支援センター」へ相談

ぜひ、お住まいの自治体のホームページなどで、独自の取り組みをチェックしてみてくださいね!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙏

【参考文献・出典】